Ultra@Conduct III

現代音楽

2005年10月04日

音楽棒 - 現代邦人協奏曲 編

タイトルを見てご覧になっていらっしゃるマニアの皆さん、こんにちは ( 笑

ちょっと前に、ひこどんからの要望?がありましたが、バトン行為はあまり好きではないのでネタとして書いてみます。( 紗々さんから振られてるっぽいゲーム系もいずれTRYします )
なのでPC内に何がいくら入ってるだのとそんなのは放っといて、音楽棒 - 現代邦人協奏曲 編 ( なんじゃそら? ) と銘打ってスグ本題に入りたいと思います。


○ 現代邦人協奏曲 - 特別な思い入れのある5曲 ( 好きになった順 )

1. 矢代秋雄/ピアノ協奏曲

私が最初にハマッた現代邦人コンチェルト。全体的に聴き易く入り易いです。
学生当時、冒頭のパッセージと第2楽章のオスティナートに惚れてました(笑
近年 NAXOS から出ていましたが、この曲のピアニストは、壮年期で激しさの衰えない・中村紘子しかない!と自分の中では決めています。
取って代わるとしたら、向井山朋子でしょうか。まぁ弾かないと思うけど…


2. 間宮芳生/ヴァイオリン協奏曲

私が最初についた先生の先生だったので、何度か演奏会にも足を運びました。
この方、日本的な要素を強く持った曲が多かったと思います。一時はかなり影響受けました。
全体構成が楽章をまたいで A-B-C-D-C-B-A となっている点が面白いです。
ソリストは聴いた中では海野義雄が無難かなぁ。というか他は覚えてないし(苦笑


3. 西村朗/2台のピアノと管弦楽のためのヘテロフォニー

不良生徒でしたが、一応極めて末席な門下生でした > 私
ディプロマコースに上がる際の審査曲に 「 ヘテロプレリュード 」 とか書いて、担任教師に 「 本当にこれでいいのか? 」 としつこく確認されたり… ( 当時の西村氏は新進気鋭の売れっ子作曲家でしたから、ペーペーの一生徒が大胆にもヘテロとか付けた曲名を審査 = 審査員には松平頼暁氏も列席 = にまわしてよいのかと思うのは当然のことで:苦笑 )
この曲は ちょうど尾高賞を受賞したばかりの頃、神野明、佐藤俊 両氏(!)のピアノで生で聴けまして最高ですた。
まさに、ヘテロフォニー万歳!
で、ヘテロフォニーってのはマンドリンに絶対合うと思うんですよ。うふふ♥


4. 石井眞木/アフロ・コンチェルト ヴァージョンB ― 打楽器とオーケストラのための協奏曲

この曲だけはCDよりもライヴ演奏を先に聴きました。
この曲には、打楽器奏者が2人のヴァージョンAと1人のヴァージョンBがありますが、ライブなら断然B!でしょう。
私が見に行った時は、吉原すみれ様の鬼神の如き打楽器猛打に昇天しそうになりました。
後にも先にもあのライヴ以上に興奮し感動した演奏会を聴いたことがありません!( aiko 除くw
鳥肌立ちまくり全身震えまくりでした。今風に言うなら、吉原すみれ様 激しく萌えっ! て感じです。
この曲は、プログレファンにもオススメします(笑


5. 吉松隆/朱鷺によせる哀歌 ― 弦楽オーケストラとピアノのための

協奏曲というとちょっと違うんですが、素敵な曲なので。
私は前にも書きましたが、アンチ吉松でした。
新ロマン主義ぃ?はぁ~?ぺっぺっ!ってくらい嫌いでした。
それがこの曲を何度も聴いているうちにいつの間にか吉松ワールドへようこそ状態。
吉松といえば田部京子かもですが(?)、外山雄三指揮/N響(KING:KICC 2015)の演奏が一番好きです。
ソリスト誰だったかな?


次回予告 : 視覚的カデンツァ・ベスト5

Posted by ゆい at 18:46 | トラックバック (0) | Clip!!