1.1曲の時間は10分から15分くらいでしょうか。
どんな理由であっても あなたの視線から離れるのは辛いことです。
だからどうか、あなたが私と合奏する前に、このことを思い出して下さい
2.あなたが私になに分割を求めているか、それを理解するために poco rit. を下さい。
3.私を信頼してください。それが、私たちの音楽には大切なのです。
4.いつまでも楽譜を見続けたり、練習不足だからとフレットに釘付けで自分の世界に閉じこもったりしないで下さい。
あなたには楽器もピックもあるし音楽を奏でることが出来るけれど、私には…あなた方、演奏者しかいないのです。
5.時には私に音で話しかけてください。
たとえあなたの「気持ち」を理解できなくても、私に話しかけている音であなたを理解しています。
6.あなたが私のことをかわいがってくれればくれるほど、
そのことをけっして忘れないということを覚えておいてください。ふふふっ
7.汚い音を出す前に、思い出してください。
私にはあなたの手の骨を簡単に突き砕くことができる指揮棒があるけれど
私はあなたを突つかないようにしていることを。
8.言うことをきかない。頑固だ。怠け者だと思う前に、
私がそうなる原因が何かないかとあなた自身に問いかけてみて下さい。
ちゃんと自主練習をしなかったことはないですか?
「そこは指揮が演奏に合わせます」とか小声でつぶやいていたのを放っておいたのかも?
年をとるにつれて気力が弱ってはいないだろうか?
9.私が年をとって打点が明確で無くなってもどうか指揮を見ていて下さい。
あなたも同じように年をとるのですから。
10.最後のロングトーンの時には、しっかりと私の大げさな振り姿を見て下さい。
「見ているのがハズいから」とか「私もピックや弓を振り上げてキメポーズするのに忙しいから」
なんてけっして言わないで欲しいのです。
あなたが最後まで見てくれるだけで、どんなことでも安らかに受け入れられます。
そして、どうか忘れないで下さい。
私があなたを愛していることを。
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